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当社サービスの基本的な考え方

もう20年前くらいになるかもしれません。ネット証券が世に出始めたころに、こんな言葉がありました。

“Business drives technology, and technology enables business”

「ビジネスが技術を駆動し、技術がビジネスを実現可能にする」と言う意味です。

最近は、このことが当たり前になりつつあるので、あえて言わないのかもしれません。
ただ、直近数年、そして今後の10年ほどの期間で、ますますこの言葉が意味することが、私たちの社会で起きていると当社は感じております。

例えば、業界特化のインダストリークラウドサービスは企業のプロセスを改善し、企業・業界の文化をも変革します。
RPAロボットによる業務効率化は、機械化・自動化可能な業務の範囲を広げます。
AIを活用した大量データ処理による、証券アナリスト業務の将来予測作業の代替、製薬業界における創薬化合物の発見等、テクノロジーが寄与する領域は拡大の一途です。

他にも、VR、ブロックチェーン、NFT、自然言語処理等々将来を変えうるテクノロジーが企業に与えるインパクトを早急に見極める必要があります。
これからの企業変革には更なるスピード化が求められ、そのためにはデジタル化が必須条件になります。

サービス内容

DX Portfolio & Strategy

企業経営におけるITの重要性が増す今の時代に、デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されています。また、ここ数年でCDO(Chief Digital Officer)を設置する動きが活発化しています。DXを推進するCDOに求められる資質は、先端IT技術への知見、自社の経営者としての資質、複数DXプロジェクトを管掌する管理能力と幅広く、非常に高度な役割です。

さらに、CDOは、DX投資戦略策定、DX導入の効果測定/分析、個別DXプロジェクト実行、企業の組織改革、改革に伴う社内/社外調整といった様々な実務を担います。役割が高度なだけでなく、実務の難易度も高いです。

当社では、難易度の高いCDOの実務を、当社のDX経験に裏打ちされた計画を立案し、CDOと共に実行します。そして、DX導入に伴い企業価値を向上させるサービスを提供します。

DX Consulting

ITを駆使したDXを実現すると、企業経営がスピードアップし、企業の文化をも変革します。当社では、DXは以下の4つの構成要素により成り立っていると考えます。

1)情報のデータ化
企業経営/業務遂行に必要な情報をデータ化します。社内システムに保存されているデータのみならず、手作業業務で必要となるデータも含め、究極的には全てのデータ化が目標となります。
データ化することにより、属人的な暗黙知が共有・公開可能となります。

2)業務の自動化
データ化された情報を活用し、企業の既存業務を自動化します。業務が自動化されると、人手で実施していた業務がなくなります。業務がなくなると、否応なしに企業における役割が変化します。

3)業務モデルの変化
自動化された業務に基づき、企業における業務モデルも変化します。人手で実施していた従来業務がなくなり、スピーディーに集約された情報に基づく判断業務が中心の業務モデルに変容します。

4)企業文化の変化
業務モデルが変化すると、自ずと企業文化も変わります。手作業を前提とした作業効率化の改善文化ではなく、データモデル、業務自動化方策、業務モデル設計を継続して改善する企業文化に変化するでしょう。

企業文化が変わるレベルに達すると、企業における業務プロセスのスピードがDX導入前と比べ格段にスピードアップし、効率化されます。このようなDXを推進することで、企業価値が増大すると当社は考えます。

当社のDXコンサルティングサービスでは、DXプロジェクトでの経験を元に、企業文化の変化・業務プロセスのスピードアップ/効率化をお客様が体感できる。そんなプロジェクトを、推進いたします。

Business Process Consulting

変化のスピードが速い現在の経営環境において、業務改革/業務改善の巧拙が企業経営に直接影響を与えるようになっています。当社の業務コンサルティングサービスは、戦略と整合し、テクノロジーとの融合を前提とした業務の再構築を行います。

全社DX化・ERPパッケージ導入といった大規模な業務改革/改善においては、お客様の優れた既存業務は活かし、それ以外の業務は業務価値の観点から再検証します。

また、大規模な業務改革/改善においてシステム化対象から外れる業務についての検証にも注力します。例えば、業務量が少なく改革/改善効果が薄い、既存の手作業業務が最適である、等が外れる理由となるでしょう。ただ、大量定年・有識者の離職による、属人的な業務の引継ぎという難題を抱えることになります。このような課題に対しては、RPA等の比較的導入難易度が低いシステム化の道筋を示し、業務改革/改善の効果を最大化する手法を提言します。

System Delivery

昨今の技術の進化に伴い、システム開発においては多くの要素が変化しています。

開発手法面では、CI/CD(システムの継続的な改善)を導入し自動テストを組み込むことによる効率化を図るケースが増えてきています。パッケージソフトウェアの機能面では機能が充実し、安価かつ短期間での導入可能になりました。インフラ面では、自社購入/運用から、クラウドでの運用へ変化しています。

また、システム設計/開発/テストにおいて、準備が万全でないために開発プロジェクトにて納期遅延、費用追加につながる場合があります。例えば、自動テストの仕組みが充分に準備されないと、仕様変更/不具合改修のたびに機能が劣化し、テストに膨大な時間をかけてしまうリスクがあります。

当社のシステム開発サービスでは、お客様のIT戦略/ビジネスニーズを理解し、必要な機能を実現し、優先度の低い機能については優先度・納期・費用の観点から取捨選択を提言します。結果として、品質・納期・費用のバランスの取れたシステムを導入し、ITシステム導入効果を最大化します。

また、お客様の早期稼働への期待度、プロジェクト規模等に応じて、従来型のウォーターフォール型の開発手法だけでなく、アジャイル開発手法を導入したスピーディーな開発プロジェクトを運営します。

PMO & Audit

システム導入プロジェクト規模が大きくなると、プロジェクトの運営管理の難易度が上がります。規模に応じ、利害関係者が多く、システム仕様も複雑となり、最新技術導入に伴う問題が発生する確率も上がります。さらにグローバルプロジェクトとなると言語や文化の壁があり、難易度が上がります。

この状況において、品質を確保し、納期・予算どおりに大規模プロジェクトを運営することは、多くのチャレンジを克服する必要があります。

当社のPMO&Auditサービスでは、PMO(Project Management Office=プロジェクト運営事務局)の活動として、大規模・グローバルプロジェクト全体を俯瞰、進捗・リスク・課題を管理します。同時に、実績ある管理手法を導入し、システム導入に伴う改革をお客様のパートナーとして共に実現する立場/目線でプロジェクトを遂行いたします。

また、当社のPMOの豊富な経験を活かしてお客様プロジェクトの推進状況をチェックし、第三者の視点からプロジェクトを監査(Audit)します。

具体的には、進捗管理・リスク/課題管理等のプロジェクト管理の運営、スキル/技術面からの最適な体制構成、等を検証し、潜在的な問題やリスクを洗い出します。

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